さて今日は、ルナのラヂオ的 BOOK OF THE YEAR 2020(小説部門)をご紹介したいと思います‼︎
もともと年間300冊の読書をするほど本が大好きな私ですが、今年はコロナ禍によるおうち時間の増加で、例年にも増してたくさんの本を読みました‼︎
せっかくでしたのでこれまで触れてこなかったジャンルや作家さんなどにも手を伸ばし、読書の視野が広まった1年でもあったのですが、
今回はその中でも、特に今年読んで良かったと思う魅力的な物語を5冊紹介します‼︎
紹介した本を読んでみたい‼︎と思ってもらい
なんなら感想なんて言い合えたら最高です☺︎
ぜひ皆さんの本選びの参考になれば幸いです‼︎
先日はビジネス書部門のご紹介もしているので、良かったらそちらの方も参考にしてみてください‼︎

また今年は本を読んだと同時に、たくさん本を聴いた年でもありました。
通勤通学や家事の合間、ランニングなどのエクササイズ中にでも
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忙しない毎日ですが、意外と耳だけは空いてたりします‼︎
これは非常にもったいない‼︎
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良かったらぜひ参考にしてみてください‼︎

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それでは早速紹介していきます‼︎
ちなみに小説部門も、あくまで私が今年読んで良かったと感じたものを紹介していますので、発売は今年に限ったものではありませんのでご了承ください☺︎
一人称単数 村上春樹
今年読んで良かった小説
1冊目は、私としてはどうしても外すことのできない1冊
村上春樹さんが6年ぶりに放った短編小説集 「一人称単数」 です
6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集
「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。
「BOOK」データベースより
選考理由
この世界には2種類の人間に分けられると思います
それは
- 村上春樹を読んだことがある人、とそうでない人
すぐにこんな括りを作ってしまうくらい
私は熱狂的なハルキスト(村上春樹さんが大好きな人たちの愛称)です
学生の頃にのめり込んだ村上作品には
もう逃れようのない影響を受けています☺︎
そんな大好きな村上春樹さんが久しぶりに短編小説を出されたとあっては読まないはずはなく、発売後すぐに購入し読んだのですが
「さすが、相変わらずの村上ワールド‼︎ んーっとよくわかんないけど心地よい‼︎」
といったのが感想です☺︎
でも本当に村上春樹さんの小説の魅力って、ストーリーや意味のあること ではなくて、その文体のリズムや描写の心地良さだと思っています
村上春樹さんの魅力を紹介すると、いつも逆にわかりづらくしてしまうのはなぜだろう、、、笑
でもとにかく今回の短編小説集も
村上さんの世界観は存分に発揮されていながらも
1話1話短い時間で読むことができて、初めて村上作品を読む方も入りやすいのではないかと感じました。
私は特に、1話目の 石のまくらに とい作品が好きでした。
実際そんな体験したことないのに、どこか懐かしさを感じてしまうノスタルジックな物語でした。
ぜひ村上春樹入門のための1作としても
気になった方はぜひ読んでみてください‼︎
今からでも
「村上春樹の一人称単数もう読んだ❓』
なんて会話ができたら、とっても魅力的な文学的人間のように思われますよ☺︎
カササギ殺人事件 アンソニーホロヴィッツ
2冊目(上下巻あります)に紹介するのは
2019年に本屋大賞翻訳部門なども受賞し大きな話題となった
イギリス初の本格ミステリー 「カササギ殺人事件」 です
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!
「BOOK」データベースより
ホロヴィッツ,アンソニー
イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品『女王陛下の少年スパイ!アレックス』シリーズがベストセラーになったほか、人気テレビドラマ『刑事フォイル』『バーナビー警部』の脚本を手掛ける
「BOOK著者紹介情報」より
選考理由
先ほど紹介したようにこの本はもう2019年にはとっても話題になっていて
私もズーーっと読みたかったんです。
が、なぜ2020年まで先延ばしになっていたかと言うと
一時期自分で勝手に 【ミステリー小説禁止令】を発令していたからです
ミステリー小説好きの私には地獄のような期間でした
ただなぜこんな自分で自分の首を絞めるような真似をしたかと言うと
私は小説の中でもミステリー小説が特に大好きで
読み始めると歯止めが効かずにそれこそ時間をどんどん読んでしまいます
それこそ一日中でも読んでいられます
なんとなくこの気持ちわかりませんか、、、❓
ただあまりにもそれに時間を使いすぎていたので
自分を律するべく、【ミステリー小説禁止令】を発令していました。
カササギ殺人事件 はそんな禁止令中に大ヒットしており
私も書店に行くたびに何度も手にとては自制するほど気になっていたのですが
奇しくも2020年に新型コロナウイルス蔓延によるおうち時間増加のために
快適なおうち時間を過ごすために、ついに禁止令が解除され
ようやく2020年に読むことができた1冊です
読みたい気持ちが溜まりに溜まっていた分
めちゃくちゃ爽快な読書になりました‼︎
ミステリー小説のためにネタバレになるような発言は避けたいのであまり内容についてはご紹介できませんが
- とにかく楽しい読書をしたい
- ミステリー独特のあのドキドキ感を味わいたい
- シンプルに面白い本が読みたい
こんな方には間違いなくオススできる1冊です‼︎
物語としては上下巻で一見長そうに思えますが、きっとあっという間に読んでしまうこと間違いありません。
やっぱりミステリー小説って最高の娯楽だわー
そう思える1冊です☺︎
気になった方はぜひ読んでみてください‼︎
ちなみに続けて同じ作者の方の本を読んだのですが
こちらのミステリーもなかなか魅力のある1冊でした
同じくミステリー界では話題になった1冊ですので良かったらぜひ
明け方の若者たち カツセマサヒコ
2020年今年読んで良かった小説
3冊目は カツセマサヒコさんのデビュー作 「明け方の若者たち」です
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。
それでも、振り返れば全てが、美しい。
人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
「BOOK」データベースより
選考理由
久しぶりにまたこんな心をじんわりえぐられる物語に出会いました。
こんな経験・こんな恋したことないのに
どこか自分のいつかの日記を久しぶりに覗き見してるかのような
そんな不思議な小説でした。
完全に本屋さんでジャケ買いした1冊。
でも直感でこれは自分好みの1冊だなとわかりました
都会で、文字通り必死に生きている若者たち
そんな若者の物語になぜかいつも心を奪われます
というか、本の帯コメもずるいです。
こんなのついてたら買ってしまうに決まっています

でも私にとっての期待通りの、絶望や希望や嫉妬やそんないろんな感情をそっと包み込んだような
心を揺り動かされた1冊でした。
なんだかストーリーなどは全然違うのですが
燃殻さんの 「僕たちは大人になれなかった」
を少し思い出したりもしましたね。
こちらもすごく感情揺さぶられる不思議な物語です
活字はどうしても、、、という方は
Audible (オーディブル) – 本を聴くAmazonのサービスにももう出ていたみたいなので
せめてこの物語を耳からでも味わってみてください。
きっと何か心に浮かぶことがあるかもしれません。
Red 島本理生
2020年今年読んで良かった小説
4冊目は 島本理生さん著書の 「Red」 です
夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。上手くいかないのは、セックスだけだったのに――。『ナラタージュ』の著者が官能に挑んだ最高傑作!
「BOOK」データベースより
島本/理生
1983年、東京生まれ。2001年『シルエット』で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。11年『アンダスタンド・メイビー』が直木賞候補作となる
2018年 『ファーストラヴ』で直木賞受賞。
「BOOK著者紹介情報」より
選考理由
島本理生さんの作品はもともとファンで
有村架純さんと嵐の松潤さんで映画化もされた「ナラタージュ」
2018年に直木賞を受賞した「ファーストラヴ」
など、繊細な心理描写や美しい文体に定評のある作家さんですが
このRedという作品は島本さんの新境地とも言えそうな
過激な官能小説と呼べる1冊でした。
簡単に言うと、かつての恋人と不倫関係に陥ってしまう主婦の物語なのですが
現代の女性たちが抱えがちなリアルな不満や不安が丁寧に描かれていて
今の自分の立場だからこそ、深く考えさせられる1冊でした。
私と同じように結婚したばかりの人や、これから結婚を控えている人は読んだらより刺さりそうです☺︎
あとは主婦の方や女性にはぜひオススメです‼︎
ちなみに、妻夫木聡さんと夏帆さん主演で映画化もされていた
まだ私は観ることができていませんが、こちらもなかなか映像ならではの感じ取れる表現があり、とても気になっています☺︎
気になった方はぜひまずは原作の小説も読んでみてください☺︎
ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ
2020年今年読んで良かった小説
最後の5冊目は アメリカで売れに売れた大ヒット作
「ザリガニの鳴くところ」です
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー。
「BOOK」データベースより
選考理由
この本の魅力に関しては、また別の記事で長々と(誰にも求められなくても)
書きたいと思っているので、ここでは控えめに書いておきますが
この本は全米で500万部突破しベストセラーとなった
2019年にアメリカで一番売れた本です
こういう物語を、今人々はリアルに求めている という現実に
いろんなことを考えさせられました。
ぜひ先入観を持たずに、今人々が読んでいるのはこういう物語なのだ
ということを感じてみて欲しいです。
そして何を思うか。
ただ一つ言えることは、読んできっと後悔はしないと思います。
物語としては圧倒的に面白く、最後までハラハラドキドキして
終わるの着地点が全く読めず、楽しい読書体験でありました。
2020年に読んで良かった本にあげる1冊として
代表的な間違いない1冊です。
まとめ
今日はルナのラヂオ的 BOOK OF THE YEAR 2020(小説部門)
をご紹介しましたがいかがだったでしょうか☺︎
今年はコロナ禍により読書する機会が増えた人もいるかと思いますが
やっぱり物語が持つ力って計り知れないなと私は感じました
物語の中のいろんなセリフや言葉に救われることがたくさんあります。
ルナのラヂオ的 BOOK OF THE YEAR 2020 が
皆さんの本選びの参考になれば幸いです
ではまた。